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グラビア印刷とは/フレキソ印刷とは
お客様固有のニーズに対応した効率的な印刷環境を構築
総武機械では、お問い合わせから納品までのすべての工程でお客様の意見を取り入れ、一つ一つのご要望に誠実にお応えしています。
グラビア印刷とは?
特長
グラビア印刷とは、生産業業界に最も浸透している印刷方式です。
凹版印刷の一種で、高精度な写真などカラフルな色彩の表現性が得意で、
食品包装用フィルム・ビニール、家具・家電製品の木目印刷、また美術書や写真集の印刷に用いられています。
グラビア
雑誌の写真集などがグラビアページと呼ばれるのは、以前、芸術印刷といえばグラビア印刷で再現していた、時代の名残です。
紙幣印刷
グラビア印刷は偽造が困難なため、各国で紙幣の印刷に使用されています。日本の紙幣にもグラビア印刷の技術が部分的に使用されていると言われています。
利用シーン
・食品包装用フィルム・ビニール印刷
・壁紙・家具などの建材用木目印刷
・美術書・写真集
・紙(薄紙、紙カップ、タバコなども対応)
・金属箔
・紙おむつ・・・など
グラビア印刷の製版
グラビア印刷方式では、文字や写真などの部分が凸版印刷とは反対に、凹型のくぼんでいる版面を使います。
このくぼみにインキが入り、そのインキを紙に押し付けて移します。印刷された部分を指で触るとインキの盛り上がりが確認できます。
印刷の濃い薄いは、くぼみとくぼみの幅の密度やインキの厚みで調整し、写真などの階調を持つ画像の再現性を高める事ができるのが、グラビア印刷の最大の特長です。 また、シリンダをクロムメッキ処理することにより高い耐久性を持ち、印刷速度の速さとその耐久性から大量部数の印刷に適しています。
グラビア印刷の流れ
グラビア印刷は、以下の工程が繰り返されます。
1.ファニッシャーロールがインク溜めに浸され、セル(版面のくぼみ)をインクで満たす。
2.ドクターブレードがシリンダをこすって、印刷されない(凹んでいない)部分からインクを取り去る。
3.紙は圧着ローラとグラビア印刷シリンダに挟みこまれる。ここでインクがセルから紙に移される。
4.紙は乾燥機にかけられる(紙が次の色ユニットに移り、別の層のインクを吸収する前に完全に乾燥させなければならないため)。
5.次の色ユニットに移る。
フレキソ印刷とは?
特長
フレキソ印刷とは、主に水性インキとゴム・樹脂などの弾性物質でできた版を用いる凸版印刷方式です。版に弾性があるため、厚紙やダンボールなどの平滑性の悪い紙、プラスチックフィルム、布などにもフレキシブルに対応。
細字の再現性が良いのも特長です。
環境に良い
フレキソ印刷では、アルコール系とエステル系の水性インキを使うのが主流。
環境に配慮できる印刷として、ヨーロッパを中心に普及しています。
連結が自在
低印圧で印刷できることから、オフセット印刷やグラビア印刷など他の版式との連結や、印刷と同時にオンラインで包装加工装置(切る、折るなど)との連結もできます。
利用シーン
・段ボール(直刷り/プレプリント)
・紙袋
・封筒、ノート、箸袋
・液体紙容器(主にミルクカートン)
・レジ袋、フィルム袋
・ハンバーガー包装紙
・紙おむつ・・・など
フレキソ印刷の製版
フレキソ印刷方式はグラビア印刷方式とは対照で、印刷版に凸画像を作り凸部にインキを乗せて転写します。
インキ転移には練りロールを使わず、細かいメッシュの彫刻ロール(アニロックスロール)を使用することで、均一に転移させることができます。
使われるインキは、水性インキとUVインキで極めて流動性の高く、柔軟性に富んだ刷版を使用することから、非印刷体は紙、プラスチック、布、ゴムなど幅広い素材に印刷できます。
フレキソ印刷の流れ
フレキソ印刷は、以下の工程が繰り返されます(ドクターチャンバー方式の場合)。
1.インキチャンバー内のインキが、アニロックスロール(細かいメッシュの彫刻ロール)に直接供給される。
2.ゴムや樹脂でできた柔軟性のある刷版へと転移する。
3.圧胴との間で、被印刷体へ低印圧(キスタッチ)で転写する。
4.次の色ユニットに移る。
総武機械では、主にセンタードラム方式を採用しています
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