フレキソ印刷とは?
フレキソ印刷の特長
フレキソ印刷とは、主に水性インキとゴム・樹脂などの弾性物質でできた版を用いる凸版印刷方式です。版に弾性があるため、厚紙やダンボールなどの平滑性の悪い紙、プラスチックフィルム、布などにもフレキシブルに対応。
細字の再現性が良いのも特長です。
>フレキソ印刷機製作事例
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環境に良い
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フレキソ印刷では、アルコール系とエステル系の水性インキを使うのが主流。 環境に配慮できる印刷として、ヨーロッパを中心に普及しています。 |
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連結が自在
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低印圧で印刷できることから、オフセット印刷やグラビア印刷など他の版式との連結や、 印刷と同時にオンラインで包装加工装置(切る、折るなど)との連結もできます。 |
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フレキソ印刷の利用シーン
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段ボール(直刷り/プレプリント) |
紙袋 |
封筒、ノート、箸袋 |
液体紙容器(主にミルクカートン) |
レジ袋、フィルム袋 |
ハンバーガー包装紙 |
紙おむつ・・・など |
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あわせて読みたい
>グラビア印刷機とは?
フレキソ印刷の製版
フレキソ印刷方式はグラビア印刷方式とは対照で、印刷版に凸画像を作り凸部にインキを乗せて転写します。
インキ転移には練りロールを使わず、細かいメッシュの彫刻ロール(アニロックスロール)を使用することで、均一に転移させることができます。
使われるインキは、水性インキとUVインキで極めて流動性の高く、柔軟性に富んだ刷版を使用することから、非印刷体は紙、プラスチック、布、ゴムなど幅広い素材に印刷できます。
フレキソ印刷の流れ
フレキソ印刷は、以下の工程が繰り返されます(ドクターチャンバー方式の場合)。
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インキチャンバー内のインキが、アニロックスロール(細かいメッシュの彫刻ロール)に直接供給される。 |
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ゴムや樹脂でできた柔軟性のある刷版へと転移する。 |
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圧胴との間で、被印刷体へ低印圧(キスタッチ)で転写する。 |
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次の色ユニットに移る。 |
総武機械では、主にセンタードラム方式を採用しています
SFL型フレキソ印刷機 |
SFD-1400-6 |
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基材 |
プラスチックフィルム・ ポリエチレンチューブ・紙 |
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>CIフレキソ印刷機